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過去の実績や経歴は、あくまで「過去」のもの

具合の悪い母が病院で点滴をうけたら、さらにぐったり★すると付き添いの父に、なんと医者は、自分の職務経歴書を見せた!過去の立派な経歴は、目の前の患者=お客様への対処ミスの言い訳にはなりません(怒)。

本来、ブログを更新するはずの木曜日、モバイルPCを忘れて外出してしまい、更新が遅れてしまいました・・・。ごめんなさい。昨日木曜日は、21時から商店街ホームページ作成支援の仕事があり、帰宅が午前様だったのです。ようやく今、PCに向かっています。


・・・さて、この病院。私の自宅から歩いて1分くらいのところに、数ヶ月前に開業したのです。今回は、母が具合が悪くて、普段かかりつけの医者までも行けず、この新しい病院に行きました。

「点滴をしましょう。30分程度です」

という医者の言葉に、父はいったん自宅に徒歩で帰り、30分後にもう一度迎えにいったんですって。そうしたら、点滴が全然終わってない。「3時間くらいかかりそうです」って、平気で言ったそうです、そのお医者さん。

そして、点滴が終わった時、うちの母はさらに本当にぐったりして全く動けなくなり、病院のベッドに寝るはめに!!

その時に、そのお医者さんが、うちの父に、自分の経歴書を見せたんですって・・・。

これ以上詳しく書くと大変長くなるので割愛しますが、「出した薬は飲まないでください」って言ったそうですよ。あと、母が寝込んでいる横で、大きな声で英字新聞を読んでいたそうです。当然、英語で音読していたそうですが、きっと、「自分はこんなに英語が読めて凄いんだ」ということをせめて見せたかったんでしょうね。

でも、寝込んでいる病人の横で、普通、こんなことしませんよね。街の小さな病院なので、ベッドと医者の席はとても近いのです。


最後、極めつけは翌日、「大丈夫でしたか?」って電話があったんですって。そして、少し元気になった母が「はい」と返事をしたら、「あー、良かった。薬は飲まないでくださいね」って言って電話を切ったとか。
今だから笑い話ですが、うちの母がもしこれで昏睡状態にでもなったら、どうするつもりだったのでしょう??


これは、立派な経歴があっても、何の役にもたたなかったというお話です。目の前にいる患者さんのためだけに誠意を尽くし、その患者=お客様にあった対処方法を考えるのが医者ですよね。過去の自分の経験で、「こういう状態のときは、この点滴」って安易に考えたのでしょうか?こういう医者がいることに、改めてびっくりです。

でもこれは、まさに自分自身にも当てはまることですね。過去にどんな仕事の実績があっても、「今、目の前にいるクライアントに対して、効果のでるアドバイスをする」ことができなければ、コンサルタントとしては失格です。

「日々是勉強」、中小企業診断士1年目の時に掲げたキャッチフレーズを思い出しました。私、いつまでも、きちんと勉強もし、目の前のお客様のために「今、何をするべきか」をしっかり考えて仕事をしていきたいと思います!
by mikinagato | 2005-12-09 01:42 | サービス業

中小企業診断士/ITコーディネータとして活動する、経営コンサルタント 長戸美樹のサイトです。
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