2006年 04月 01日
あえて宣伝しない
私が愛用しているドイツ製のハンガーがあるんです。そんなに高価なものではありませんが、薄くて洋服が滑らなくて、カジュアルな洋服をかけておくのにピッタリ。
ある日、日経MJ(いわゆ日経流通新聞ですね)を見ていたら、私が愛用するお店とそのハンガーがヒット商品として紹介されているではありませんか。「わー、すごい。きっと、お店のメルマガなどで、『日経MJに載りました』って宣伝するんだろうな」と、一瞬考えました。
でも・・・そのお店のホームページにも、メルマガにも全然載ってこない。
私、思いました。このお店は、別にパブリシティで宣伝してもらわなくても、このハンガーはもう十分売れていて、これ以上の売り上げ増を望んでいないんだなって。輸入品なので、すぐに追加発注するわけにもいかないのだと思います。
私、このハンガー、たぶん、60本くらいもってます。あまりに便利だし、クローゼットが同じハンガーで揃っていると気持ちいいから、ついつい買い足してしまうのです。こういう場合、固定客の追加注文に応じることが、この商品の正しい売り方なのかも。新規顧客にたくさん売って品切れを起こしてしまうより、賢明ですよね。
商品の売り方ってたくさんありますが、「リピーターが多い商品の宣伝方法」については私も検討していきたいと思います。
by mikinagato
| 2006-04-01 00:20
| 小売業