人気ブログランキング | 話題のタグを見る

気品ある日本語で、接客しよう!

お店の会計で「すみません、ありがとうございます」と言われました。悪いことしてないのに、なぜすみませんって言うの?「恐れ入ります」「申し訳ございません」など、正確で美しい日本語を使おうよ!


ランチに入ったカレーショップ。土曜日のお昼13時過ぎ、地元のお客さんでカウンターは満席でした。カウンターの中は、こぎれいな厨房ときりっと白い衣裳を決めたオーナーシェフの立ち姿。奥さまと思われる女性が、注文をとっていました。

街中の普通のお店のように見えるけど、「本格カレー」と店頭に書いてあるし、シェフの服装もしっかりしている。なので、そこそこは美味しいんだろうなと予感しました。

ただ、お料理を待つ間、他のお客様がどんどん会計をしていくのですが、そのやりとりをみて、ちょっとがっかりしてしまいました。それは、お客様が「ご馳走様」と言ってお金を払おうとすると、必ず、奥さんのほうが

  「すみません、ありがとうございます」

って言うのです。オーナーシェフも、料理をしながらも、「すみません」と言っています。

私、はっきり言いますけど、「すみません」という言葉が嫌いなんです。これって、とても安易な言葉なんですよ。英語でいうと「Excuse me」なんでしょうけど、でも日本語って、もっと奥深いものなんです。

自分が悪いことをしてしまって謝る時
        × すみません    ○ 申し訳ございません

相手が何かしてくれた時
        × すみません    ○ ありがとうございます

相手に何か頼むとき
        × すみません    ○ 恐れ入りますが・・・


これらは、厳密に使い分けることが必要です。全くニュアンスが違うんですもの。
接客業につく人には、品位とプライドをもって、美しい日本語で対応していただきたいのです。

「すみません」が口癖になっている方がいらしたら、絶対に直したほうがいいですよ。自分で気をつければ、きっと直るはずです。
常に正しく美しいクッション言葉(本題の前に、ワンクッションおくための言い回し、上記に○をつけた言葉はすべてそうです)を使って、お客様が自然に良い気持ちになっていただくように努めましょう。

清く正しく美しく!(宝塚ですね~)  そうそう、「お店は舞台」「販売スタッフは女優」なのだから、宝塚のように、お客様から愛されるスタッフでありたいですね。
by mikinagato | 2006-01-09 15:18 | 飲食業

中小企業診断士/ITコーディネータとして活動する、経営コンサルタント 長戸美樹のサイトです。
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31